物販から脱皮し、より専門的な医療・介護・美容サービスを提供!
世界一の長寿国・日本は今、少子・高齢社会が到来しつつありますが、人々の最大のニーズはいつの時代でも、"健康"で"美しく"そして"長寿"です。<ヤックスドラッグ>では、健康長寿のための商品を販売することが主な使命でした。しかし医療の流れは、治療から予防重視へと大きく変革しようとしています。こうした時代を迎えて、単なるモノ売り業から脱皮し、医療サービス・介護サービス・美容サービスを提供する業態に転換を図ろうとしています。
第一に、セルフ・メディケーションへの対応です。これは、医師の役割を、より重篤な患者さんに関与するようにし、軽い病気やケガの治療・予防・リハビリなどは、患者さんが自から行う自己治療であり、世界の趨勢となっています。
このための相談の場がドラッグストアであり、薬剤師は、より高い専門知識を持つとともに、相談に的確に答えるためのコミュニケーション力も必要になります。<ヤックススドラッグ>では、定期的な研修教育により、薬剤師の能力開発に努めています。
第二には、ハイテク調剤を含む処方箋調剤への対応です。医薬分業が進展し、達成率は40%を越していますが、処方箋を応需する薬局は、まだまだ門前が主体で、本来あるべき分業は発展途上にあります。
今後、在宅医療やリフィル調剤の増加を考えますと、病院に近い調剤よりも、生活に近い調剤の方が、患者さんにとって利便性が高いといえます。さらに重要なことは、患者さんのための"かかりつけ薬局"になることで、薬歴管理が可能になり、重複投与や相互作用のチェックを行ったうえで、服薬指導やへルスケアアドバイスを提供できるようになります。<ヤックスドラッグ>は、積極的に面分業に取り組み、病院の門前ではなく、<ドラッグストア>のなかで調剤を行う店舗を展開しています。
HIT(ホーム・インフュージョン・セラピー=在宅輸液療法)などのハイテク調剤にも、対応し、無菌調剤設備(クリーンルーム)を備えた薬局も展開し、積極的に在宅医療分野に関与しています。
第三に、介護保険に対応したケアサービスの提供があります。当社のケアマネジャーによるケアプランの作成から始まり、ホームヘルパーの派遣や介護用品のレンタル、食事の宅配サ一ビス、リハビリへの住宅改修などを、すでに実施しています。シニア層の増加により、今後ますますニ一ズが増大すると思われます。
第四に、美容相談サービスの提供があります。メーカーにかかわらず、お客さまの必要な美容相談に対応できるよう、スタッフを各店に配置しています。スタッフは、社内のビユーティトレーナーが定期的に研修を行い育成されています。
以上、四つの専門的なサービスの提供が、これからの<ヤックスドラッグ>の使命であると考えています。
21世紀は、自らの手で、自らの体をケアする"セルフケア時代"です。<ヤックスドラッグ>では、地域に密着した"かかりつけ薬局"を目指し、「あのスタッフに相談したい」「またお店に来たい」そのような場所の提供を、全国3000か所の街や村に作るための"人財育成"と"ノウハウ"の蓄積につとめています。