当社店頭に「リサイクルコーナー」順次設置

　株式会社千葉薬品（代表取締役社長：八川昭仁）は、キリンビバレッジ株式会社（代表取締役社長：吉村透留）と協働し、千葉県・茨城県内にあるドラッグストア「ヤックスドラッグ」全店を対象に、使用済みペットボトルを回収してペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」の水平リサイクルを、10月中旬より本格的に開始します。

　日本では、使用済みペットボトルは回収された後、幅広い用途でリサイクルされることが多いため、「ボトルtoボトル」の割合は15.7％（PETボトルリサイクル推進協議会 「PETボトルリサイクル年次報告書2021」による）と低く、一度ペットボトル以外のPET製品に再生されたものをペットボトルに再生することは技術的に困難となります。また、回収される使用済みペットボトルにはゴミなどの異物が混在していることも「ボトルtoボトル」を阻害する要因になっており、リサイクルに適した使用済みペットボトルを安定的に確保することが課題となっています。店頭でのペットボトル回収はポスター等でリサイクルボックスの設置目的の啓発を行うことで、異物混入が少なくなる傾向にあります。さらにプラスチックを循環し続けるためには、再生PET樹脂のコストを低く抑える必要があるため、スキームの効率化が課題となっています。

　当社では8月より「ヤックスドラッグ」店頭に順次「リサイクルコーナー」を設置しております。本取り組みでは、店頭に設置するリサイクルボックスにおいて、ポスター等で設置目的の啓発を行い、異物混入を減らし、ラベルとキャップを剥がし洗浄した状態で使用済みペットボトルを回収します。

回収した使用済みペットボトルは、店舗に商品を配送した帰りの便のトラックで店舗から当社物流センターまで運搬した後、株式会社斎藤英次商店（社長：斎藤大介）にて圧縮加工を行い、リサイクラーである遠東石塚グリーンペット株式会社（社長：安田真一）に供給した上で、キリンビバレッジ株式会社が再原料化・再生PETを使用した容器の飲料の製造を行います。なお、これら一連のペットボトル回収は、株式会社アライン（社長：遠藤正浩）のオンラインシステム「Pet BtoB Net」によって、店舗ごとの回収量およびリサイクラーへの搬入量がリアルタイムに可視化されます。

　また、「リサイクルコーナー」では、使用済みペットボトルだけでなく、アルミ缶・スチール缶、段ボールなど古紙の回収も同時に行います（一部店舗を除く）。回収した缶、古紙は、使用済みペットボトルとあわせて当社物流センターまで運搬します。株式会社斎藤英次商店は、当社物流センターから古紙の回収も同時に行い、効率化を図ります。

店頭に設置する「リサイクルコーナー（イメージ）」

啓発ポスター（イメージ）

　当社とキリンビバレッジ株式会社が協働し、回収した使用済みペットボトルを確実にペットボトルへ再生することで「ボトルtoボトル」に貢献します。さらに、回収の物流スキームを効率化することにより、PET樹脂のコスト低減を実現します。 また、お客様が自治体による資源物回収日以外でも、使用済みペットボトル、アルミ缶・スチール缶、段ボールなど古紙をリサイクル資源として回収できる場を創出します。

　株式会社千葉薬品は、高齢化の進展をはじめとした社会的ニーズに対し、当社が展開する多様なサービスを提供することで、経営理念であります地域のみなさまの健康で豊かな生活（くらし）を応援してまいります。

＜本件に関するお問い合わせ先＞
株式会社千葉薬品　お客様相談室
電話：0120－044－089
https://yacs.jp/contact/